5分で終わった、最高の卒業式

この春、中学を卒業した息子が色々悩んで高校に行かない(通信もしない、そもそも受験をしない)という選択をしました、と記事を発信してから、不妊や妊娠・出産のご相談だけでなく、お子さまに関してのお悩みやお問い合わせ、コンサルを受けてくださる方が増えました。


私自身も去年は息子と向き合い、悩み、沢山のBlogを読んだり、近しい人に相談したり、とても助けられてきました。


人はみんな違います。私たち親の世代と現代のこどもたちを取り巻く環境も大きく違います。新しいタイプのこどもたちも、どんどんうまれています。私と息子の経験が参考になるか分かりませんが、少しずつ記事に残して発信していこうと思います。


色々あった15歳という年。今振り返って、清々しく記憶に残っているのは卒業式でした。


当時、生きるってなに?なんでうまれてきたんだろう?死んではいけないの?など、受験や進路の選択と多感な年齢が重なって悩んでいた息子は、せまってきた大きなイベント『卒業式』が苦痛なようでした。


私は息子の気持ちをなんとなく感じ取ってはいたけれど、「卒業式はやっぱり出て欲しいかな。保育園や小学校から一緒の子の晴れ姿も見たいしね」と親としての正直な気持ちを伝えました。息子も先生と電話で話した時、きっと「親のためにも出たほうがいいぞ」的な事を言われていたんだと思います。


暫く様子をみていると、やっぱりツラそう。我慢してるなぁと感じました。私も最初の感情や常識をとっぱらって、もう一度『卒業式ってなんだろう?誰のため?なんのための式?』を感じてみました。


私の中の答えは『こども自身のもの』でした。


そして私は息子に「よく考えて、出たくなかったら出なくていいよ。式とか関係なく成長はちゃんと見て来たから。想い出だってこころにちゃんとあるからね」

そう伝えると「ありがとう。ホントにいいの?」と、とても安心したように笑ってくれました。


学校に相談すると、不登校の子のためのミニ卒業式が午後校長室であるとの事。息子はこちらを選びました。


当日。親子共にスッキリして式に向かいました。校長室までは廊下に鉢植えのお花が花道のように並べてありました。午前中の式を終えた先生たちがみんな拍手で迎えてくれました。


参加者は6人。息子の他は全員女の子。聞けば中2くらいからアイドルをしてる子が2人。他の子もとても明るい。生徒同士「久しぶり〜」ってわいわいきゃっきゃ。先生ともフランクに話をしています。


式はとてもシンプル。名前を呼ばれ、卒業証書を校長先生から授与されて拍手で見送って終わり。あっという間に5分で終わりました。


なんだろう?とっても清々しい。

息子の保育園や小学校の卒業式や自分自身の卒業式も経験してるので、式というのはこういうものみたいな常識や固定観念がありました。もちろん、人数が少ないからこそもあるけれど、本来こどもの成長と学業終了証明のお祝いだけのもの。

ああ、なんてシンプル。そして明るい!


式後、息子はそれぞれの先生ともう少しお話していきました。最後玄関まで見送ってくれた担任の先生は、とても正直に言葉をくれました。先生、学校、進路指導という立場では言えなかったことがあって、でも今は正直にそして大人として対等に気持ちを伝えるね、と温かい言葉をくれました。


イキイキと堂々と学校を後にする息子。その姿はとても晴れやかでした。



子育てをしていて、常識や固定観念をもう一度考えさせられることはよくあります。この卒業式は私にとって大きなものでした。息子を含め、こどもたちの明るさや、きらきらな瞳。

改めて、不登校ってなんだろう?学校・教育ってなんだろう?個性ってなんだろ?生きるってなんだろう?って思います。


きっと正解はないし、いいも悪いもない。ただ、いっぱい悩んで考えた日々にムダな経験はないから。違ったら何度でもやり直せはいいしね。これからも思春期の息子を育てながら、起こったことを自分なりに整理しながらUPしていきます。


子育てやお産、不妊などのご相談は 各種Birthセラピーやうみでお散歩バースコンサルでお待ちしています♡ もちろん海でなくても大丈夫ですが、海や自然の中にいると自然と答えが自分の中からやってきます。そして何よりとっても気持ちいい季節です。


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