その感覚おかしくないよ。学校ツラかったら行かなくて大丈夫♡
先日、日本財団主催の『学びにくさゼロの地域のつくり方。子どもの学びサポーターズセッション』に参加してきました。都合があって一日のみの参加でしたが、とても有意義な時間でした。
この春中学を卒業したばかりの息子は、いっぱい悩んで高校に行かない(通信もしない)という選択をしました。
(息子の学校に対する疑問についてはこちらのblogも読んでみて下さい)
このイベントの数日前、NHKのあさイチで『不登校中学生44万人』という特集を観ました。不登校の定義は「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくてもできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」だそうです。(文部科学省HPより)
44万人の内11万人がこれにあたり、33万人は仮面不登校(番組ではこう呼んでいました)。保健室や特別教室までなら行ける、給食だけなら食べられる、校門までなら行けるなどでした。
息子の経験もあって、学校って何だろう?教育ってなんだろう?常識ってなんだろう?個性ってなんだろう?多様性ってなんだろう?そんなことを日々想い、色々な会に足を運ぶようになりました。
学びにくさゼロのWSではさらに様々なことを知る事が出来ました。学校に行けない(行かない)理由はみんな違います。例えば発達障害のお子さんにも沢山の症状があります。文字に関する症状だけでも、縦線(横線)が見えない、書けない。曲線が苦手など。身体的な要因の中には臭覚や聴覚、触覚過敏などもあって本当に様々です。
運動会の練習がどうしても気持ち悪く感じてしまうお子さんの事例もありました。その子は行進、ダンスなど、みんなが同じ行動をしてることが気持ち悪くて仕方ないそうなのです。
うんうん。分かります。その感覚はおかしくないよ。沢山の子どものSOS、正直なこころの声や感覚に泣きそうになりました。
ゲストスピーカーでフリースクールを運営してる先生が言いました。学校の道徳の時間は、1つの方向、答えに向かわせる、仕向ける傾向がある(道徳の教科書でよく使われるかぼちゃのつる、手品師の話を例にあげていました)
また、先日鑑賞してきたアメリカの新しいタイプの公立高校のドキュメンタリー『Most likely to succeed』でも、今の学校教育のベースは、124年も前に軍隊や工場で活躍できる人材を育てるためのもの、というくだりに鳥肌が立ちました。
WSには元教育者、フリースクール関係者、行政のほか現役の公立小学校の先生なども参加されていて、その現状にとてもうれしくなりました。子どもの居場所も私が知らないだけで実は沢山あって、こんなに真剣に子どもの生きやすいみらいを考えてくれてる大人がいっぱいいる事を知りました。
親御さんの参加が一番多く、親もまた親でお子さんの特性にあった環境や学び方、周りの理解などで悩んでいました。私も当時者なので気持ちはよく分かります。
そんな中、最近少しずつですが10代のお子さんに向けたyogaや、敏感なお子さまと一緒に行う親子ペアyogaの発信をしています。
私は昔、整体院で自律神経症の方向けのyogaを指導してきました。yogaは自分に心地よい呼吸を巡らせて自律神経に働きかけたり、緊張をほぐしたり、緩めたり、リラックス効果があります。何より今のカラダやこころの状態を自分で知る事はとても大切です。安心の中で自分を肯定できると、自然に動ける日がきっとやってきます。
親子のyogaもオススメです。ペアyogaは相手の呼吸がよく分かります。お互いを信頼しながらバランスをとって一緒にポーズをとっていきます。言葉よりも分かり合える、感じることがあるかも知れません。
ティーンズyogaや親子yogaを企画したい行政や団体の方のお問い合わせも大歓迎です。私1人のチカラはまだ微力で小さいです。必要な方に届くようご興味のある方はぜひご連絡ください。
生きにくさを感じてるお子さまに関するご相談はこちらまで。
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