バーストラウマ。ホントの問題はどこにある?
『プライマル・ヘルス』という言葉があります。
受精から出産直後、1歳の誕生日まで(プライマル・ピリオド)に、人の基本となるカラダと心の健康が形成されるという理論です。遺伝子(DNA)は私たちの存在を形作る基本的な材料です。その中のどの遺伝子が有効に働き始めるかは、このプライマル・ピリオドにどのようなことが起こるか? によって決定されると考えられています。人間はそのような仕組みを使って何万年も進化してきました。
この時重要な役割を果たすのがオキシトシンというホルモンです。プライマル・ピリオドに介在するオキシトシンは子宮の収縮を起こすだけでなく、人と人との間の愛着形成、そしてその後の心身の健康に大きな影響を与えます。
(尊敬するドゥーラの佐々木えみさん主催 うみのもり お産のFacebookより転載)
本当にその通りですね。妊娠中、お産の時どのように過ごしたかはとても大切です。その時ママやパパやあかちゃんは、どんなことを感じていたのか?それは絆や愛着形成に必須のホルモン「オキシトシン」の出方に大きく関わってきます。
そして私はさらにこう考えます。本当に大切にして欲しいのは妊娠前から。
誕生は物理的には子宮で起こります。でも誕生で起こる沢山の問題は、自分の中やパートナーとの関係性にあると思います。・・ だから私は妊娠前からの夫婦カウンセリングを大切にしています。これは不妊の方だけではなく、あかちゃんが欲しい人はみんな受けて欲しいです。カウンセリングを受けなくても、自分自身のことを振り返ってみたり、夫婦でよく話し合って欲しいなと思います。
自分ではムリはしていない、生活や夫婦仲はこんなもの、と思っていても、無意識に感情を押し殺していたり、相手に合わせていたり、常識や情報に振り回されていたり。じっくり向き合ってみなければ気づかないこともあります。生理や出産はホルモンも変化して骨盤も大きく開いて、隠れていた気持ちや感情が出やすくなります。ごまかしがきかず本能でしか動けなくなります。カラダのしくみがそうなっているので、その辺は女性の方がお得なのかも知れません。
誕生のことはママのカラダを通して分かりやすく問題が起きますが、パパの気づきのために起きる場合もあります。セラピーをすると意外と男性がムリをしていたり、気持ちを押さえているパターンも多いです。
私たちはもう充分生きてきた中で、たくさんの体験から学んで気づいてきました。だからしあわせや歓び溢れる誕生や子育ての場面で、これ以上修行や学びのようなことは起きなくてもいいはずです。
誕生に関する想いや記憶、感情を整理して、パートナーと一緒に自分たちの生き方、自分たちらしいお産や子育てになるよう改めて話してみる。選んでいく。そんな意識的で主体的な誕生になったら、大きな問題は起こらない(問題と感じない?)かも知れません。お産や陣痛だって怖かったり、すごく痛いって感じなくなるかも?
そして先のプラマル・ヘルスの考え方に基づき、お腹のあかちゃんを単なる胎児ではなく、意識も感情も記憶もある1つの意識体として考え、意識や感情を感じてるのならお腹の中から繋がることができる。お話もできる。 (妊娠前も意識として繋がることができます) そう考えたら絶対愉しい!
お産の痛みや怖さを感じる要因には、「何が起こるかわからないから」があると思います。お腹のあかちゃんと繋がったりお話ができたら「分からない」はなくなります。私の場合、食べたいもの(今カラダに必要な栄養)や、小さなマイナートラブルの意味や対処、そして名前や日にちも感じられたので、準備万端で慌てずにすみました。
あかちゃんと話せる、感じ合うことが特別だったり、スゴいという話ではなく、そんな誕生は愉しくて、誰もが(パパ・ママや家族はもちろん、医療従事者にとっても)らくになるなぁと思うのです。
妊娠することや妊娠中、出産のトラブルがを選ばない世界。ゆえにバーストラウマや、不妊という概念さえ存在しなくなるかも知れません。
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誕生をもっと根本から観る。そんな誕生からはじまる未来は明るいと思います。
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