私のお産② 吐き産は私の自信

妊娠や出産で大変な体験をしたひとは、同じ想いをする方ができるだけ減るように、気をつけて欲しいこと、大切にして欲しいことなどを伝えるお役目があるのかも知れません。

私は妊娠もお産もとても心地良いものでした。後にドゥーラとして助産院や自宅出産のお手伝いをしていた時も、大変や苦しそうなお産やあかちゃんに出逢ったことがありません。


だから私は自然でらくちんなお産を伝えていきたいです。みらいのママたちや新しいあかちゃんたちは、苦しい痛い誕生をする必要はないと思っています。誕生だけでなく、例えば教育や生活だって、新しいひとたちは昔の人の繰り返しではなく、全てがよりカンタンにシフトしたらいいなと願っています。

(私のお産①はこちら


お腹にあかちゃんがやってきた時、私は感覚でそれが分かりました。「あ、妊娠した。」例えば風邪をひく前や生理がくる兆候が分かるように、それは誰にも備わってる感覚だと思います。すぐに男の子だと言うことも感覚で知りました。思い込み?と思われても、妊娠中のなんとなくそう思うの感覚は、信じて楽しんじゃえばいいと思います。


妊娠2〜3ヶ月の頃、あかちゃんの名前を受け取りました。夫婦で同じ日に名前が分かりました。後に息子はこの時のことを胎内記憶としてお話してくれました。


「なまえはね、みんな自分で決めるの。向こうには向こうのせかいのなまえがあって、こっちにくるとき自分できめる。あーちゃん(お母さん)とトト(父)に送ったら、最初にキャッチしたのはトトだった。」


確かに元パートナーは昼間仕事中に。私は夕飯を創りながらあかちゃんの名前が浮かんで、2人ごはんを食べながら、せーので言った名前が同じだったので笑いあったのを覚えています。


妊娠中は穏やかで毎日が面白い!の連続でした。当時田舎で半自給自足の暮らしをしていたので、毎日畑や自然の中にいました。車で10分で海にも行けたので、よく波の音を聞きにぼーっとしに行きました。お腹のあかちゃんに今日食べたいものを聞いたり、行きたい場所(お散歩コース)を聞いてみたり、外の世界の様子を話したり・・・。あかちゃんとのなんとなくの会話や通じ合ってる意識の感覚、自分のカラダの変化が面白くて仕方なかったです。


そのうち予定の6月うまれではないこと(もっと早まる)を知り準備や心構えができました。分かり易いおしるしもあり、だんだんその日が近づいてきました。なんとなく数字で日にちも分かりましたが、ちゃんと前日に「ぼく、もうでるよ」とはっきり声を聞いたのです。あれは感覚ではなく確かに声だったと思っています。


そして夜中の12時頃陣痛がはじまりました。波を感じながら1時くらいに助産院に電話をすると「まだはじまったばかりだからとりあえず寝ちゃって」と言われました。素直だった私はその通りにしました。目が覚めるたび4時や6時に経過の電話を入れました。すると「お産は体力!しっかり朝ごはんを食べてからいらっしゃい。多分ちょうどいいから」そう言われて普通にごはんの支度をして、がっつり食べました。


私は「ああ、陣痛中も普通の日常なんだな、寝れるし食べられる」後にドゥーラとして沢山のお産を介助しましたが、ホントにお産は日常の一コマ。特別なことではないと思っています。


そして車で1時間ほど揺られて助産院へ。車の中ではかなり陣痛の波が強くなりましたが、車の揺れって眠くなるしちょっと心地良いのでそんなに痛い記憶はありませんでした。


助産院に着くと子宮口は全開。イメージしてたアロマやCDをかけてゆったり待つ時間はなく、そのまま広い分娩室へ。その日の感覚でどこで産んでも何をしても良いと言われたけど、「どこでうみたい?」と言われて、「た、たたみ!」と、もう畳に横になるしかありませんでした。


「うまれたくてしかたない!」そんなあかちゃんのパワーを感じました。力強さと歓びが爆発するような、弾ける感覚。すると内側から吐きたい欲求が!!とたんに理性が働いて私は吐くのは恥ずかしいと思いました。でも我慢できません。がっつり食べちゃったし(笑)助産師さんに吐きたいことを伝えると、「吐くことはすっごくいいことよ。あかちゃんの出たい!カラダが出したい!ってことだもの。すごい!すごい!」って。


吐いても大丈夫よって安心させてくれるよりも、なんだか「いいぞ!吐いちゃえ!吐いちゃえ!」って応援、褒められてる気がして、私は不思議な自信で満たされました。よーしと思って、ゲーっと吐くと自然とお腹にチカラが入ります。ホントだ!吐き気はお産の時のカラダの1つの智慧なんだ。


側臥位(横向き)の姿勢で助産師さんが片足を支えてくれて数回いきむ(吐いた)だけで、するっとあっという間にうまれました。ウォータースライダーのように私の元(この新しい世界)へ泳ぎ出た、すべり出してきたような産まれ方。


陣痛の殆どを寝て過ごし、普通に食べて、吐いて産んだという記憶。吐き産(という言葉はないかもしれないけど)は私の自信です。すごくパワフルなお産でした。




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